術後そろそろ1ヶ月半が経過、途中胃腸炎を挟んで順調に回復中。普通に歩けるし食事制限もなく好きな物を食べて、仕事復帰して体力も徐々に戻ってきた。開腹部の傷口からドロドロした膿も出ない位に閉じたら、もうガーゼのテープ止めも必要ない。日によって痛む傷口も痛み止めを常備してれば生活に支障はない状態。

それでも時々頭を過るのは再発の恐怖。癌を経験して死をリアルに感じると、あと何年生きられるだろうか?5年、10年後の未来はあるだろうか?と考える事も無きにしも非ずだが神のみぞ知ること。

さて、リンパ転移がなかったので、結果的には原発周辺切除の手術は必要なかったのでは?と、たらればだが思うこともある。もちろん手術しなければ癌のステージが分からず、放置すれば他の臓器への転移に繋がったかもしれない。やったことに後悔はないが、いい結果になったと信じることにする。

話しを戻して、術後の副作用としては頻便気味な時期が3週間位あった。おならなのか便なのか判別できず何回もトイレにいくし軟便だし、いや出ないんかいみたいなパターンもあったり。これは事前に大腸癌の体験談を見てたのでメンタル的にはこれかという感じ。

あとは体力が落ちたせいかすぐに横になりたくなる点。あーまだ病み上がりだなーと感じるがこれは副作用というか自然なこと。人間横になって毎日じっとしてるだけで1日7%も筋力低下が起こるそうだ。

それから傷口にしこりが出来て固く盛り上がってきて触ると痛い、しかもベルトに丁度当たる部分。しこりは医者に診てもらったが問題ないしこりらしく、傷口が堅くなることはよくあるしずっと残るそうだ。

他にはアルコールの回りが異常に早くてお酒に弱くなった。ストロングゼロ1杯で頭ヘロヘロ。因みに手術前は焼酎水割り7~8杯、ビール2~3杯は普通に飲めた。年のせいもあるのか病気の人が出るテレビ番組を見ると感情移入が以前より激しくなったとか、時々お腹の内臓を手で握られたようなズンッとかボコッという感じの鈍痛的感覚を感じる。たぶんあるべき場所に空間ができて、腸や内臓が定位置を作るまで感じる違和感だと思ってる。そんな感じだが大きく生活に支障をきたす副作用はない。

退院後の経過状況としてはここまで順調なのではないだろうか。

そういえば退院後に刺さった言葉は「身体は一つしかないから大事にしないさい」です。失くした腸は戻ってこないし元に戻らないもんね。身近では色んな人に助けてもらって、ここまで回復してることに感謝。

今回は事前に高額医療請求のカードを貰ってたので、改めて請求する必要がなかったので楽ちん。あとは保険関連の請求も済ませたし、社会保険の傷病金手当請求はどうするかな~。と、ようやく生活が一段落して気を抜きそうなタイミングだが、3か月検診までは健康に意識して過ごそっと。